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<バス・洗面所リフォーム> M.S(沼津市)様 お客様の声

今回工事の感想

バリアフリー化が目的だったとはいえ、風呂場のリフォームを決心したときは「未だに使えるのにもったいない」という気持ちも半分あった。
しかし解体が終わった状態を目にしたとき、それが「しまった、これは遅すぎた」という後悔の念に変わった。その状態とは、柱・間柱・根太等蒸されてボロボロ、スカスカになっていて、 とてもこれ以上使用に耐えられるとは思われなかった。
「これは大変なことになった」という思いは「これが修理可能なのだろうか」という絶望的な心配を呼びリフォームへの期待は一転不安に変わって落ち込んでしまった。大工さんはさも当たり前といった表情で、 「35年使えばみなこうなりますよ」と平常心のようだったが大変な作業だったと思う。
ボロボロの部分はすべて取り除かれ、現物あわせで新品の部材に取り替えていく。継手部分には添え木が添えられて補強されていくさまはテレビで見た、神社・仏閣の解体修理を彷彿させるもので、 伝統的な日本建築のよさが実感できるものであった。
新品同様に再生された結果を見て、リフォームも半分以上出来たなと安堵したしだいである。さて、ユニットバスはこれとは正反対に工場生産された規格部材を組み立てるいわゆるプレハブ工法で現物あわせなど絶対に許されない。 中古の日本建築とうまく結合できるのか少々の不安を感じていたが、ステンレス製の頑強なフレームを基礎にして、その上に体裁よく仕上がった部材が手際良く組み立てられ、瞬く間にユニットが出来上がってしまった 。
ユニットは親会社からまったく独立状態で、構造的結合は全く無いのに剛性は十分保たれており、ユニットバスのいわれを再認識すると同時に古い固定観念であれこれ考えることはなっかったと反省したしだいである

 さて出来上がりは見違えるようなという表現がずばり当てはまる。
まるでホテルの浴室のような風呂場に変わった。壁面のホーロー板はタイルの重厚さにはやや欠けるが、衛生的で美しい。
洗面所への入り口の引き戸と窓は古いままだがミスマッチという感じはしない。機能面では比較にならない。操作はワンタッチで音声で案内までしてくれる。 水張り、点火、消化、湯加減という今までの一連の作業に伴うストレスが無くなったので、ボケが進むのではないかと余計な心配をしている昨今である。